2級テキストの読書感想文

今日は、読書感想文を書いてみようと思います。
といっても、学校に行っていた時のような感想文ではありません。
整理収納アドバイザー2級を取られる方が読まれるテキスト本の内容に、私なりに感じたことを書きます。

この本に出合ったのは、2018年の春でした。
整理収納アドバイザー2級の申し込みをする際に、テキストの紹介があったので、
予め読んで講座に臨む方が頭に入りやすいかな?と思って書店に探しに行きました。
たまたまそれを見つけたのが、ジュンク堂書店。
京都の四条通にまだジュンク堂があった時代だったのですね。
講座で最初に配られるのだけれど、私はソク、購入。

あれから3年経ち、2級を教えられる人になり、私もそれなりにテキストを読み込んできました。

最初に改めて思ったことは、基本的なことでした。
例えば同じ引出しが2つあったとして、一方はモノがぐちゃぐちゃにないっている状態。もう一方は整然と入っている状態。
もし二つの引き出しとも同じものが同じ量入っていたら、どちらの方が使いやすく中身もわかりやすいか、とういうこと。
片付けと言えばきっと皆が思い浮かべる基本的なことですね。

ぐちゃぐちゃだと、ぱっと見、何が入っているか分からない。そこをご家族も一緒に使うなら、なおのこと分かりづらく、さらにぐちゃぐちゃになるのは、もう時間の問題でしょう。

また、モノの持ち方を客観視できる視点が得られます。自宅に新しい視点が入ってくることで、冷静にモノが片付けられるようになるのですね。

そして、整理収納からその先のことにはなるのですが、美しい部屋についても少し書かれています。

「美しい部屋はモノの収納場所とその収納場所の中身のバランスがとれていることです。」←引用しました。
美しい部屋と言えば、インスタやインテリア雑誌によく載っていますよね。
あのような部屋にするには、先にインテリアを考えることだと思ってしまいがちです。
しかしよく考えてみると、美的に必要ないモノは見えなくした収納がなされているはずなのです。そうでないと、あのような美しい空間は作ることはできません。

散らかった部屋に悩んでいる状態で一気にインスタに乗っているようなおしゃれで美しい部屋にしたいとしても、無理なのです。
なぜなら美しい部屋は、美的に必要ないモノが既にうまく収納されて見えない状態になっているから。
逆にいうとまず、今散らかっているということは、その部屋でそもそも何が今必要ないのかがわからない状態です。なのに、そんな状態で美しい、美しくない、と言っているのがそもそもお門違い。
何かお店で部屋を美しく演出できそうな雑貨を買い足す、というのはもっとお門違いです。
まずは今、自分に何が必要なのか、そこから考えなくてはいけません。
美的な部屋にしたいのなら、段階を経る必要があるという事なのですね。

モノって、人それぞれ持ち方も違うし、扱い方も違います。
私はテキストを改めて読んでみて、その家に住んでいる人の感情や、その時に思っていることがモノに現れるという思いもあらたにしました。
心理的な要因から、必要性よりも、つい高そうに見えるカッコいいモノを買ってしまうとか、ありませんか?

整理収納アドバイザー2級を勉強すると、ご自身のモノとの付き合い方を少し突き放して考えられるようになります。
その結果、整理がしやすく、ぐんと進めやすくなります。

テキストを読むだけでも勉強になりますが、講座を聞くとより理解が深まります。
しかもたった1日という凄い速さで、片付けが苦手な方が片付けられるようになる考え方が身に付きます。
なんか最後、宣伝になっちゃってますが、片付けに悩んでおられる方は是非私の講座に来てください。ただ片付けをしようという話ではなく、今までのモノの見方が変わり、人生や日々の暮らしにまでよいことが起こってくるはずですから・・



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